ENVIRONMENTALCOLUMN 環境情報を知りたい方/環境コラム

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フェアトレードショップの老舗「風”s」の世代交代から見える世界と名古屋の未来

環境問題やSDGs(持続可能な開発目標)と密接に関わる社会テーマとして認知されているフェアトレード(公正な貿易)。名古屋市でいち早くフェアトレード専門店として東区にオープンし、四半世紀近く普及拠点ともなっていたフェアトレードショップ「風”s(ふ〜ず)」が北区に移り、2023年7月に新装開店した。

先代のオーナー・土井ゆき子さんから経営を引き継いだのは、大学在学中にフェアトレードの理念に出合い、土井さんの店で修行を積んだ六鹿(むしか)晶子さん。名古屋市が「フェアトレードタウン」になってから今年9月で10年目に入る。「生産者と消費者、そして訪ねてくる人同士の『顔の見える店』にしたい」という六鹿さんに、これからの時代のフェアトレードと名古屋への思いを聞いた。

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「とむらい」のなかに存在する自然観

現代は死者の幸福を祈る供養が盛んである。供養の対象となるのは人間だけではない。一緒に暮らしたペット、人間のために利用された動物、さらには包丁、ハサミ、人形などの道具や愛玩物にまで及んでいる。亡くなった命をなぐさめるために建てられる供養碑には、動物を祭ったものが数多く存在する。このようなものを人間はなぜつくるのか。愛知県内で見つけた水域の生き物の供養碑や墓を紹介し、人間と自然の関係について考えてみたい。

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「オーガニック給食」で子どもの感性をはぐくむ保育園、その想いとは

名古屋市の小学校では2021年7月に政令市で初めて「オーガニックバナナ」を導入し、オーガニック給食が一躍話題になった。食べることは生きることに直結していて、特に幼い子どもにとって、食べものの影響は大きいといえるだろう。

こうした状況のなか、「オーガニック給食」を実践する保育園「ことみのり園」が話題を集めている。このオーガニック給食は、どんな人たちがどのような想いで取り組んでいるのだろうか。

今回は、ことみのり園の園長である川瀬喜久子(かわせ・きくこ)さんと、副園長の川瀬由有希(かわせ・ゆうき)さんにお話を伺った。

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干し野菜づくりを通した「やさしい循環」とは

食は、環境や福祉、地域づくりと深く関わっているーー。そんなことを強く実感するのが、認定NPO法人花*花による旬の旨みがぎゅっとつまった「干し野菜 RACCOLTA(ラコルタ)」である。

ラコルタでは、規格外などの国産野菜を使って、知的障がい者生活介護事業所花*花で干し野菜を作っている。色鮮やかで旨味たっぷりの干し野菜は全国にもファンが多く、「うちの事業所でも作ってみたい」という相談が来ることもあるという。

ラコルタは、どんな人たちがどんな想いで関わっているのだろうか。今回は、花*花の理事長である江部眞弓(えべ・まゆみ)さんと生活支援員の松島可奈(まつしま・かな)さんにお話を伺った。

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湧き水は水循環の「のぞき窓」 水巡りで見えてくる環境都市なごやの将来像

名古屋は水道水が「名水」として売り物になるほど、水のおいしい街とされている。しかし、水道水ばかりではなく、自然の澄んだ水がコンコンと湧き出る場所もまだ見つかる。コンクリートやアスファルトに囲まれた都会で、こうした「湧き水スポット」が残る意味は何だろうか。各地の水の流れをたどりながら、その大切さについて考えてみた。

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地元で語り継がれる   笈瀬川のかっぱ伝説

昔、名古屋駅のそばを笈瀬川(おいせがわ)という川が流れていた。川の流域にはかっぱの伝承がいくつか残り、今も語り継がれている。笈瀬川が存在していた跡と、本当にいたかもしれない妖怪の姿を探して、かつての川筋を歩いてみた。名古屋に伝わる人間と川とかっぱの物語を調べてみて、分かったことや感じたことを書いてみたい。

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脱プラスチック!ライ麦でストローを作る「ライ麦プロジェクト」の魅力とは

脱プラスチックの動きが各地で進み、プラスチック製ではないストローを見かけることが増えてきた。

こうした状況のなか、名古屋市守山区では「ライ麦プロジェクト」と題して、地域住民と一緒にライ麦を使ったストローづくりを行っている。

2023年夏に販売がスタートするということで、話題を集めている。これは一体、どんな取り組みなのだろうか。

今回は、プロジェクトの中心となっている社会福祉法人名古屋市守山区社会福祉協議会(以下、守山区社協)の山田理奈(やまだ・りな)さんと浅野晶子(あさの・まさこ)さんにお話を伺った。

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なごやの生物多様性守る2030年までの「実行計画」とは?

脱炭素などの地球温暖化対策と並び、世界の環境問題の主要テーマとなっている生物多様性の保全。その名古屋市における地域的な行動計画「生物多様性なごや戦略実行計画2030」が、この秋にも正式に策定される。2010年に名古屋市で開催されたCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)から13年。新型コロナウイルス禍を経て、名古屋の私たち一人ひとりが地球の生き物を守るためにすべき行動とは何なのか。その中身をいち早くひもといてみたい。

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若手エンジニアによる事業「シェア冷蔵庫」でフードロス削減を目指す

世界的な課題となっている、フードロス問題。SDGsの目標として掲げられ、国内外でさまざまな取り組みが行われている。こうした状況のなか、今注目を集めているのが愛知県の若手エンジニアたちが立ち上げた「どんぐりピット合同会社」である。メイン事業「シェア冷蔵庫」を通して、企業や行政を巻き込みながらフードロス削減に積極的に取り組んでいる。

どんぐりピットの活動はどのようにスタートし、シェア冷蔵庫はどのように展開してきたのだろうか。また、今後に向けてどんな展望を抱いているのだろうか。今回は、どんぐりピットのCMOである瓦口翔馬(かわらぐち・しょうま)さんにお話を伺った。(取材・文 松橋かなこ)

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