ENVIRONMENTALCOLUMN 環境情報を知りたい方/環境コラム
SDGsに関する情報や取り組み、
エコな情報など
環境についての様々な内容を
人との長い歴史をもつクジラ 道徳公園のコンクリート像から考える
きっかけは、名古屋市内にある公園で見たクジラの像だった。なんでここにクジラがいるのだろう。疑問に思った。それから愛知県内を中心に、クジラにまつわる歴史や文化について調べてみた。そうしたら、いろいろとわかったことがあった。人とクジラとのつながりを探し、歩いて見て考えたことを書いてみたい。
なごや環境大学の20年、その原点と役割は? 千頭聡特任教授に聞く
なごや環境大学は今年3月で開学20周年を迎えた。ごみ非常事態宣言から愛知万博、そしてSDGsへ――。環境の課題やキーワードが移り変わる中で、なごや環境大学は何を目指し、どんな役割を果たしてきたのか。開学前の基本構想づくりから関わり、現在も実行委員を務め続ける日本福祉大学の千頭(ちかみ)聡特任教授に、20年前の原点と次の5年、10年に向けた展望を聞いた。
「トナリの学校」で楽しみながら学ぶ「アップサイクル」とは
使い古したバスケットボールがキーホルダーになる。コロナ対策のアクリル板が定規になる―。
そんなユニークなモノづくりを体験できる工作教室「トナリの学校」が、名古屋市内各地で開かれている。
運営の中心となっているのは、同市北区で衣料品の素材開発から企画・製造販売までを手掛ける株式会社「大醐(だいご)」の社長、後藤裕一さん。普段はシルク製の靴下などを扱う後藤さんだが、トナリの学校では自社商品にこだわらず、さまざまな端材や廃材を使って子どもたちと一緒にモノづくりを楽しんでいる。
そのテーマであるという「アップサイクル」には、どんな意味や思いが込められているのだろうか。
勿体ないを家庭から ~手しごとが身近にある暮らしを目指して~
<p>なごや環境大学は、2025年3月で開校から20周年を迎えた。この20年の間に、私たちを取り巻く社会や環境は大きく変化してきた。そんな中、共育講座をきっかけに、自主的な活動を立ち上げ、活動を継続してきた市民グループも少なくない。
その中のひとつが、現在も精力的に活動を続ける「手あみ生涯学習ぐるーぷ」だ。</p>
20年の歩みの中で、当初の想いや活動はどう変化してきたのか。そして今、どんな未来を描いているのか。
今回は、手あみ生涯学習ぐるーぷの代表である、多崎恵美子(たさき・えみこ)さんにお話をうかがった。
身近な生き物である雑草 戦わない戦略で生き残る
現代において雑草はどんな印象を持たれているのだろうか。雑草が世間の関心の対象にあがることはほとんどない。多くの人にとっては役に立たない無駄な生き物として認知されているのかもしれない。しかし、一口に雑草といってもそこにはたくさんの種類があって、その一つひとつには名前がある。私たちの身近な所に存在している雑草に注目し、見つける楽しみや調べて得られた学びなどについて書いてみたい。
愛・地球博から20年 理念引き継ぎ、自然を愛する「森の案内人」たちの思い
2005年に愛知県内で開催された愛・地球博(愛知万博)から今年で20年。あの半年間の会期中、名古屋からリニアモーターカー「リニモ」に乗って長久手や瀬戸の会場に行った人は少なくないだろう。
環境問題について考えさせられる舞台となった会場跡地の「愛知・地球博記念公園(モリコロパーク)」。一部はスタジオジブリ映画のテーマパーク「ジブリパーク」として生まれ変わっているが、20年前と変わらぬ自然を体験する環境教育も続いている。それに携わる「インタープリター(森の案内人)」たちの思いから、万博の意義と環境のこれからを考えたい。万博20周年記念事業「愛・地球博20祭」の情報もお伝えする。
なぜ今「プラスチック一括収集」?
2024年4月から、名古屋市のごみ分別が一部変わった。これまで可燃ごみだった「プラスチック製品(製品プラ)」が、資源扱いの「プラスチック製容器包装」と合わせて「プラスチック資源」として一括収集されることになったのだ。市民にとって分かりやすくなった一方、それまでの分別は何だったのか、一括収集によってどんな効果があるのかという疑問も残るだろう。一括収集されたプラスチックの行方を追い、紆余曲折をたどった名古屋のごみ処理の歴史を振り返りたい。
地名の謎と魅力に迫る 名東区の「鱣廻間」について考えてみた
私の住んでいる地域の近くに「鱣廻間(うなぎはさま)」という一風変わった名前の場所がある。どうしてこの地にこのような名前がつけられたのか。何年か前にその存在を知ってから、ずっと気になっていた。当たり前だが、どんな場所にも地名はある。地名の起源については謎が多く、わからないことばかりであるが、そのほとんどは、その土地に起因したなにかの影響を受けて命名されたのではないかと推測する。地名ほどその地の痕跡を伝え残し、数多く存在しているものはないだろう。そこで今回は、「鱣廻間」の地名を調べて考えてみたことを記し、地名の謎と魅力について迫ってみたい。
自然栽培の米作りで地域の「未来」をつくる
食と農業への関心が高まる中、食育や農業体験の重要性が様々な場面で語られるようになった。こうした状況において、名古屋市中川区の福祉団体と地域の子ども達による自然栽培の米作りが注目を集めている。
都市部での米作りは、どのような想いから始まり、どのように展開されているのだろうか。今回は「ぽかぽかワークス」の工藤勉(くどう・つとむ)さんにお話を伺った。