PROJECT プロジェクトなどの活動に興味のある方
【開催報告】エコツアーを実施しました!

なごや環境大学では、2024年度から「ごみマナーアッププロジェクト」を始動し、うまく情報が届いていない可能性の高い外国人や若い方々を対象に、ごみの分別がより良くなるよう有効な情報の届け方を模索・検証しています。
このプロジェクトの中で、愛知工科大学外国語学校および名古屋国際中学校・高等学校SDGs未来倶楽部Sus-Teen!の皆さんと取り組んでいる「中高生が留学生に伝える!なごやのごみ資源分別文化・国際交流イベント」の第2弾として、2026年7月23日(木)にエコツアーを実施しました!
※第1弾の出前授業のレポートはこちら
名古屋市全体の分別とごみマナーアップのために、名古屋市のごみ出しのルールや情報、広報が伝わりにくい対象者(今回は「外国人留学生」)に対して、楽しく交流しながらごみ出しマナーを伝えるのがイベントのコンセプトです。
今回はエコツアーということで、第1弾の出前授業を踏まえ、ごみが工場でどのように処理されているのかを自分の目で見て、ごみや資源の分別の重要性について改めて考えます。

向かった先は名古屋市港区にある大江破砕(はさい)工場。不燃ごみ・粗大ごみを破砕し、資源・可燃物・不燃物に選別しています。

まず始めに、学校法人電波学園 愛知工科大学外国語学校 平野先生と大江破砕工場 奥田工場長にごあいさついただきました。

続いて自己紹介とアイスブレイク。名前や生まれた国、好きなスポーツ、好きなスポーツなどを各グループで話し合います。最初の緊張した表情が徐々にほぐれていきます。

続いて大江破砕工場の紹介DVDを見ます。工場見学前の事前学習です。専門用語など少し難しい日本語が多かったかもしれませんが、皆さん集中して見てくれました。

DVDを見た後はお待ちかねの工場見学。2グループに分かれて、大江破砕工場の担当者の方にご案内いただきます。

最初に、大型の模型で破砕されたごみが分けられる仕組みを学びます。大江破砕工場の場合、リサイクルするためにまず鉄とアルミを取り出し、その後不燃物と可燃物に分けます。鉄は磁石にくっつく性質、アルミは高速回転する磁石に反発する性質を利用しているとのこと。

続いて、ごみを受け入れるエリアの見学です。不燃ごみと粗大ごみの主な収集日は水曜日でツアー当日は木曜日のため、残念ながら収集車がごみを運んでくる様子は見られませんでした。一方で、ご家庭の車で粗大ごみ等を持ち込む様子は見学できました。「あれ、まだ使えるのに!ごみとして捨てるなんてもったいない。」そんな声も多く聞かれました。

ごみを破砕する機械へと投入するエリアです。ごみを持ち上げるクレーンを間近で見学し、皆さん迫力に大興奮。ひとつかみで約5トン、収集車3台分のごみを持ち上げることができるそうです。

最後に見学したのは選別するエリア。鉄やアルミは最近運び出されたようであまり溜まっていませんでしたが、サンプルを間近で見せてもらえました。
工場見学を終えた後は、交流と意見交換の時間。中高生のリードのもと、今日のエコツアーで学んだことや感じたことを共有したり、意見交換します。自国と日本のごみ出し・分け方の違いや、どういった情報・ツールがあればごみ出しや分別がしやすいかも率直な意見をもらいました。
※なお、意見はあくまで参加してくれた留学生のものであり、その国を代表したものでない旨、あらかじめご留意ください。

Aグループ
・ネパールでは日本とごみの分別が全然違っている。分別をせずに同じところにごみを出す。
・わかりやすいイラスト付きのごみ箱があったり、QRコードを読み込んでごみ出しについて知れるアプリがあるとよい。

Bグループ
・スリランカではプラスチックと紙とごはんで分別していて、ごはんは肥料にしている。インドネシアでは分別せず、全部同じところに捨てており、その後はどうなっているかわからない。
・ゲームのアプリをつくったり、マインクラフトでごみ処理工場をつくったりすると理解が深まるのでは。

Cグループ
・ネパールでは分別せずまとめて出している。粗大ごみも燃やしている。
・街中で見てわかるようなわかりやすい絵イラストのポスターを張るとよい。ごみ箱を設置してほしい。

Dグループ
・中国は日本ほど分別品目は多くない。
・ごみの日を通知してくれるようなアプリがあるとよい。

Eグループ
・バングラディシュは分別せず全部一緒に捨てている。ベトナム、ミャンマーもしっかり分別する文化はない。
・イラストで表したごみ箱があるとよい。
様々な意見や提案をもらえたので、今後のプロジェクトに活かしていけたらと思います。
愛知工科大学外国語学校の関係者の皆さま、名古屋国際中学校・高等学校SDGs未来倶楽部Sus-Teen!の皆さまありがとうございました。
「ごみマナーアッププロジェクト」はまだまだ続きます。今後のレポートもお楽しみに!