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【開催報告】2025秋冬SDGsオンラインセミナー 「未来を変えるSDGs」さあ、あなたも「誰一人取り残さない」社会へ第3回

1月16日(金)に2025秋冬SDGsオンラインセミナー 「未来を変えるSDGs」さあ、あなたも「誰一人取り残さない」社会へ を開催しました。
第3回「食品業界のマスト・ブランドへ。サステナビリティ経営を推進。」は、 
名城食品株式会社代表取締役社  杉本 隆行氏をお招きし、 
名城食品株式会社が掲げる「おいしさと健康をお届けし、ご家庭に幸せを運ぶ」という企業理念に基づき、
SDGsへの取り組み、食品ロスの削減、環境負荷の低減、社会貢献活動、働きがいの向上などが紹介されました 。

今回の講演では、名城食品が最優先課題の一つとして取り組んでいる「食品ロス削減」について、
多角的なアプローチが紹介されました。

まずは最初に食品ロスの現状についてお話をうかがいました。
食品ロスは、家庭から233万トン、事業系から231万トンの合計464万トン

家庭から233万トン食品ロスの内訳は、直接廃棄が43%、食べ残しが42%、過剰除去が15%
皆さんも消費期限が過ぎて廃却したことありませんか?

名城食品のSDGsへの取り組み~環境への配慮~について伺いました
(1)食品ロスの削減~賞味期限の延長
(2)食物残さの活用
(3)CO2排出量減
(4)ガゼット包装
(5)水性インキ

(1)食品ロスの削減~賞味期限の延長
製造技術の向上や徹底した衛生管理により、商品の賞味期限を延長する取り組みを行っています 。
これにより、販売店での販売期間が延びるとともに、家庭での期限切れによる廃棄を減らし、
サプライチェーン全体での食品ロス削減に貢献しています 。

(2)食物残さの活用
製造過程で発生する麺の切れ端などの「食物残さ」を廃棄せず、有効活用する仕組みを構築しています 。
具体的には、家畜の飼料や肥料として再資源化することで、廃棄物の削減と資源循環を推進しています 。
食物残さの活用にはメタン発酵によるバイオガス発電施設での利用もあります

(4)ガゼット包装
従来のプラスチックトレーを使用した包装から、トレーをなくした「ガゼット包装」への切り替えを進めています 。
プラスチック削減: トレーを廃止することで、プラスチック使用量を大幅に削減しています 。
コンパクト化: 商品にマチを付けて立体的にすることで、梱包サイズを小さくし、一度に運べる量を増やして輸送効率を高めています 。

工場の屋根のほぼ全面に太陽光パネルを設置して太陽光発電

工場において、「加熱調理」「殺菌」「洗浄」に使用する蒸気をつくるのに重油から天然ガスへの切り替えを実施

■ 名城食品の社会貢献活動

名城食品では、本業である食品製造を通じて、地域社会の課題解決や持続可能な食文化の構築に積極的に取り組んでいます。

(1)こども食堂への協力

地域の「こども食堂」に対し、自社製品などの食材提供を行っています。
家庭の事情で十分な食事が摂れない子どもたちへ「おいしさと健康」を届けるとともに、地域コミュニティの活性化を
支援しています。これはSDGsの目標1「貧困をなくそう」や目標2「飢餓をゼロに」に直結する活動です。

(2)学校給食事業の展開

次世代を担う子どもたちの健やかな成長を支えるため、学校給食への食材供給を行っています。
安全・安心な品質管理のもと、地産地消を意識したメニュー提案などを通じて、食育の推進にも寄与しています。

(4)食品ロスイベントへの参加

行政や地域団体が主催する「食品ロス削減」をテーマにしたイベントに積極的に参画しています。
賞味期限延長の技術紹介や、家庭でできる使い切りレシピの提案などを通じて、消費者と共に「捨てない社会」を
目指す啓発活動に取り組んでいます。

(5)地元への貢献

創業の地である地域への恩返しとして、地元の祭りや伝統行事への協賛、清掃活動などを継続しています。
地域の雇用創出はもちろん、地域経済の循環を促すことで、持続可能な街づくりに貢献しています。

食品ロス削減の取り組みを軸に、これらの社会貢献活動を組み合わせることで、地域にとって「なくてはならない
存在(マスト・ブランド)」を目指す同社の姿勢が表れています。

おわりに

「名城の3食焼そば」から広がる、環境・社会・地域の輪 。
なごや環境大学が大切にする「共に育つ(共育)」の精神が、名城食品の掲げる「おいしさと健康をお届けし、
ご家庭に幸せを運ぶ」という理念と重なり、持続可能な社会に向けて共に歩む姿勢を再確認した、非常に学びの
多い時間となりました 。

食品ロスの削減や環境配慮、地域貢献といった多角的な取り組みは、まさに「社会にとってなくてはならない存在
(マスト・ブランド)」を目指す同社の決意そのものです 。

今回の学びをヒントに、私たち一人ひとりも「誰一人取り残さない」未来を目指して、小さな一歩を踏み出していきましょう 。