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/【開催報告】2025秋冬SDGsオンラインセミナー 「未来を変えるSDGs」さあ、あなたも「誰一人取り残さない」社会へ第1回②濵野理事長様

第1回「いつもの一杯が、未来を創る。利用するだけで社会貢献できるサステナブルなカフェ」
11月21日(金)に2025秋冬SDGsオンラインセミナー「未来を変えるSDGs」さあ、あなたも「誰一人取り残さない」社会へを開催しました。
第1回「いつもの一杯が、未来を創る。利用するだけで社会貢献できるサステナブルなカフェ」は、社会福祉法人tomoni plus(旧一般社団法人日本福祉協議機構) 代表理事 濵野 剣氏とUNIBO サービスマネージャー 瀧本 大晃氏 をお招きし、いつものカフェ利用が自然と社会貢献につながるサステナブルカフェ。一杯のコーヒーが未来への優しいアクションを生み出すCAFÉの活動についてお話していただきました。
代表理事 濵野 剣氏 の講演の部分をまとめてみました。
代表理事の濵野 剣氏からは、「共感を軸に考える未来」と、それを実現するための組織やコミュニティのあり方について、深い洞察に基づいたお話をいただきました。

1. 我々が創造したい未来:ストレスのない「居場所」づくり 濵野氏は、法人のビジョンとして「ストレスがない環境」「安心できる居場所」「個人が選択できる人生」の3つを掲げています。 特に「居場所」とは、単に場所を指すのではなく、「共通の話ができる仲間がいる」「安心できる」「必要とされる」といった、心から満たされる空間・時間を共有できる状態であると定義されました。


2. ストレスフリーな社会に必要な「3つの柱」 障がいのあるなしに関わらず、現代社会の仕事においてストレスが生まれる原因は「相互理解のなさ」や「仕組みの不備」にあると指摘。これらを解決し、誰もが輝ける環境を作るために重要な要素として、以下の3点を挙げられました。
自己理解(自己の適性理解) 「好きなこと=向いていること(適性)」を見つけることが、積極性を生み、ストレスを低下させます。
相互理解 他人ごとにせず共感すること、そして自己開示を通じてコミュニケーションを円滑にすることが、組織の仕組み作りには不可欠です。
自己選択 与えられるだけでなく、自分自身で人生や仕事を選択できることが、個人の幸福感に直結します。

3. 「相互理解」と「仕事の解像度」を上げる 濵野氏が実践されているのは、業務に対する知識やスキルの理解を深める「仕事の解像度」を上げることです。 職場環境全体の業務を可視化し、一人ひとりの適性に合わせた役割を配置することで、障がい者が「支援される側」から「共に価値を創る側」へと変わるプロセスについて、熱意を込めて語られました。


- 結び:共感から始まるSDGs
「全て共感を軸と考える」という濵野氏の言葉通り、相手の立場に立って理解しようとする姿勢こそが、SDGsの根本にある「誰一人取り残さない」社会の土台となります。 福祉という枠組みを超えて、一般の企業やコミュニティでも応用できる「持続可能な人間関係と環境づくり」のヒントを多く示していただきました。
【受講者の声(抜粋)】
「『仕事の解像度を上げる』という言葉が非常に新鮮で、自分の職場でも意識したいと感じました。」
「障がい者支援を特別なことではなく、誰もが働きやすい環境づくりの延長として捉える視点に共感しました。」
濵野氏のお話は、私たちが日々の生活や仕事の中で、どのように他者と向き合い、心地よい社会を築いていくべきかという大切な視点を与えてくれるものでした。
おわりに
「一杯のコーヒー」から広がる、環境・福祉・教育の輪。なごや環境大学が大切にする「共に育つ(共育)」の精神が、社会福祉法人tomoni plus(UNIBO)の活動の中に息づいていることを再確認した、非常に学びの多い時間となりました 。
障がいのあるなしに関わらず、誰もが自分らしく選択できる人生を歩み、安心できる**「居場所」を持てること。そして、日々の消費行動を通じて、誰もが自然に社会課題の解決に参加できること 。こうした「共感」**を軸にした取り組みこそが、私たちが目指す「誰一人取り残さない」社会への確かな一歩となります。
今回のセミナーを通じて得た気づきが、参加者の皆さま一人ひとりにとって、ストレスのない未来を共に創り出していくための大切な種となることを願っております。