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【開催報告】山の社会見学 2025年度第4回「桜の小枝を拾って草木染~桜の染料づくり~」を開催しました

9月7日(日)、山の社会見学 第4回「桜の小枝を拾って草木染~桜の染料づくり~」を開催しました!
今回の舞台は、岐阜県美濃市にある美濃和紙の里会館の裏手、豊かな自然に囲まれた「和紙の里わくわくファーム」。次回の草木染に使う、特別な桜の染料作りにみんなで挑戦しました。
草木染の魅力は、植物が秘める繊細な色彩を引き出すことにあります。同じ「桜染め」でも、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、シダレザクラなど、使う桜の種類によって色合いや風合いが変わるのがおもしろいところ。特にソメイヨシノは、より鮮やかなピンク色が出やすいのが特徴です。今回は、このソメイヨシノを使って、春を先取りするような美しいピンクの染料作りに取り組みます。自然の恵みが詰まった染料づくりにチャレンジです。

桜の染料は葉っぱから作りますが、つくる塗料の3倍の重さ分が必要なため、とてもたくさんの葉を集めることになるため今回は木の枝から塗料をつくることにしました。
まずは美濃市の許可を得て、ソメイヨシノの枝を伐採しました。この伐採した枝をさらに細かく分けて作業をする手順の説明を今回の講師の前場さんに伺いました。


枝についている葉を落として、枝を剪定ばさみでカットしました。

調理室に移動して、塗料づくりの手順を伺いました。
右の写真が今回染める草木染の見本です。

まずはソメイヨシノの枝をスポンジでこすって、表面の汚れを取り除きました。
枝を3センチ程度にカットしました。

ソメイヨシノの枝を鍋に入れて、煮ました。
いったん、ソメイヨシノの枝を取り出して、鍋の湯を捨てました。
塗料を作る前処理の完成です。

今度は重曹の力を借りて、もう一度鍋に掛けて塗料づくりのスタートです。

今度は、すごく色が出ています。
完成した塗料は、ペットボトルに入れて自宅に持ち帰り冷蔵庫で保管です。

このあとは、染める素材の前処理の説明を受けました。
その作業は次回までの宿題です。
本日の最後は、みんなで記念撮影で おしまい です。

私たちの塗料づくりの様子を見に来たお客さんです。
