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【開催報告】山の社会見学 2025年度 第2回 山を知る!「山の間伐作業ビフォーアフター」を開催しました

6月7日(土)に山の社会見学 第2回 山を知る!山の間伐作業ビフォーアフターを開催しました。
向かったのは関市にある寺尾ヶ原千本桜の近くの山。中濃森林組合さんが講師となって山のお仕事を紹介してくれました。


見学先の山まで千本桜の並木道を歩きます。春にはたくさんの人で賑わうのだそうです。歩いている最中に植樹をされた区域を見学しました。1ヘクタール当たり3000本の苗が植えられているそうです。ある程度込み入った間隔で植えた方が真っすぐな材が取れる木に育つのだとか。そして、シカの食痕(しょっこん)を発見しました。イタドリの柔らかい新芽が食べられています。新芽の季節は動物にとってのごちそうの季節です。


普段は一般の人が立ち入ることのできない作業林へ特別に入らせてもらいました。斜面の中腹に道ができていて向かいの山では伐木作業が行われている様子を見学できました。大きなスギが切り倒される瞬間には感嘆の声が聞こえてきます。斜面から見下ろすことができる桜並木や中濃森林組合のお仕事の話など説明がありました。千本桜は山を暗くするほど大きく成長せず、夏には木陰をつくるという事で地元住民が植えたそうです。


お昼ご飯は駐車場で食べました。外で食べるお弁当は特別ですね!自然の中でゆったりと休憩します。
午後の活動は、午前中に見た伐木が行われていた場所に行きました。
斜面を登るとたくさんの丸太がありました。丸太の切り口に書かれている数字は丸太の切り口の直径です。11~19cmの物は十の位が省略されています。

伐木を行う際に使用する重機を見学しました。伐木された木を支え、軽々と持ち上げます。重機はほとんどがレンタルなのだそうですが、所有するものもあるそうです。重機を使用することで安全に効率よく伐木することができます。
伐木は安全な場所で見学していたのですが、伐木が終わってから、切り株や重機を近くで見せてもらいました。夏季の樹木は水を多く含んでいるので、切り株の断面はしっとりしています。
今回は山の間伐ビフォーアフターということで、山の間伐が進んでいる箇所と間伐していない箇所を見比べることができました。その明るさは歴然です。今回、見学させていただいた中濃森林組合さんは山の木を材として地産地消しながら、豊かな山を保てるようお仕事されていることが良く分かりました。

最後に記念撮影をパチリ。
山を散策しながら、山のお仕事を見学しました。山と人の関わり方を考える切掛けになってくれたら嬉しいです。
次回の山の社会見学―山を知る―は10月4日(土)に「植樹祭」を予定しています。
また、山の社会見学―山で遊ぶ―では「桜の小枝を拾って草木染め」を9月7(日)、9月21日(日)の連続講座で開催予定です。草木染め体験のお申込みは8月22日(金)まで。定員は10名で応募者多数の場合は抽選です。
また報告しますので、お楽しみに!
今回の講座は動画撮影も行いました。
ぜひご覧ください!
動画はこちらから
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https://youtu.be/BJoZmdFV0Aw