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【開催報告】山の社会見学 第4回 「バターナイフづくり」
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11月17日(日)に山の社会見学第4回は、バターナイフづくりを行いました。
11月にしては寒くなく、外で活動するにはちょうど良いお天気です。材料の調達の仕方から、鉈(なた)の使い方、ナイフを使う手の動かし方を学び、自分で作るオリジナルのバターナイフづくりにチャレンジしました。
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古城山ふれあいの森に到着して、まず向かった先は山の中。斜面に立っている一本のソヨゴを実際に伐り倒し、そのやり方を学びました。第1回で竹を倒した要領と同じく、手のこぎりで受け口を作り、追い口を入れて切り倒すことができました。枝を切り落とし、バターナイフの材料にしました。ソヨゴは常緑樹で、葉っぱ縁が少し波打っているのが特徴です。常緑樹なので今の時期のリース作りに使用するときれいな緑色を添えることができます。
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再び作業場に戻ってくると、バターナイフの素材選びをしました。素材は先ほど調達したソヨゴ、ホオノキ、リョウブなど数種類からお気に入りの木を選びました。ホオノキが一番柔らかくクラフトナイフで削りやすいのだそうです。一番硬い素材はアラカシ。アラカシでのバターナイフづくりは「家でじっくり取り組んでみる」と持ち帰った参加者もいました。素材を選んだ後は、のこぎりで適当な長さ(20センチ程)に切りました。
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次に鉈で木を縦にわりました。木の繊維が曲がっていたり、節があったりなど縦に真っすぐ割るのはなかなか骨が折れる作業です。
真っ二つした木の片方をナイフで削っていきます。一口に削ると言っても、バターナイフの削る場所、木の木目によってナイフの握り方や動かし方が異なると説明を受けました。参加者の皆さんはひたすらナイフを動かしていました。
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完成したバターナイフたちです!柄の部分木の皮を残したもの、全て削ったもの、そして様々なナイフの形。個性豊かなバターナイフたちができあがりました。木が乾いてからやすり掛けをすると良いとのことで、参加者に紙やすりが配られました。バターナイフは紙やすりで整えたあと、バターやオリーブオイルでコーティングをして完成だそうです。
木から自分で仕上げたバターナイフはとても愛着が湧きますね。
次回は12月1日(日)に料理ヘラづくりをします。
バターナイフより難易度アップです。
また報告しますので、お楽しみに!