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森を育む人づくり講座 in みたけ 第7回実施しました!

  • レポート

毎月第2日曜日(10月~1月。2月・3月は第2土曜日にお引越しです)は森を育む人づくり講座の日!今回も町有林で活動しました!

まずは選木から。鋸谷(おがや)式間伐を学んで3回目、伐りたいと思う木の状態だけでなく、周囲の木の状態や倒したい方向までしっかりと見極めて、それぞれの頭の中でシュミレーションしながらディスカッションしていきます。

開始前に講師の村越さんから最近起こった間伐中の事故についてお話がありました。

適当に伐ってしまうと間伐した木が他の木に引っかかり後から落ちてきて大事故につながる可能性も…。

はじめは少し曲がっている右から二番目の木を伐り、きれいに伸びている一番右の木を残したいねと言っていたのですが、この森での間伐の目的は「きれいな材を育てて出荷すること」ではなく「程よい混交林にすること」。

今回はより安全に伐れそうなまっすぐに伸びている方の木を伐木することにしました。

木を倒す方角に生えている低めの木をみんなで手ノコを使って伐ったら、いよいよ伐倒の準備です。

動滑車とロープを使って倒していきます。

理科や物理で習ったことがこんなところで役立つとは…。子どもの頃は「こんなこと勉強したところで一生使わないのでは?」と思うことも多かったですが、ちゃんと勉強しておいて損はないですね。

まずはスリングベルトを木にひっかけて準備をします。ロープはもやい結び。豊富な知識を活かしてサクサク結ぶ参加者さんたち、素敵です!

途中上の方で引っかかってひやひやしたものの、講師の村越さんの指導の下、上手に回転させて、安全に倒すことができました。

伐倒した木は枝を払い、上の方は2メートルの玉切りにして運び、根元の方はアウトドア派必見のスウェーデントーチに✨

これでたき火兼お料理なんかしたら楽しいキャンプが更に盛り上がりそうです!(火が回るにしたがって燃えながら崩れていくので実際に使われる場合は安全管理を厳重に…)

一日はあっという間で、今回の活動はここまで。参加者のみなさんもワクワク顔でお持ち帰りされてました!

森林を守る活動は地道だけれど、この活動で多様性を守り、豊かな森を守ることできれいな水をも守っている…と考えるととってもやりがいがあります。そして、脳内でシュミレーションできるだけの様々な知識や安全管理も大切だなぁと改めて感じました。

次回は年明け、1月9日!続きをお楽しみに!