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【開催報告】森を育む人づくり講座inみたけ第9回を実施しました!

  • レポート

2月11日(土)に『森を育む人づくり講座inみたけ』第9回を実施しました。
今回は水源の森で竹細工にチャレンジしました。材料の竹は現地調達。竹を取りに竹藪の中に入っていきます。林道近くの明るい場所よりも、竹藪の中の少し暗い場所の竹のの方が真っすぐ育つので竹細工に向いているのだそうです。



選ぶ竹は3年~5年物の竹。水源の森周辺はハチクダケが多いそうで、今回使用する竹もハチクダケです。木を伐る時と同じように受け口と追い口を手ノコで作り、伐っていきます。切り終えてみると、あれ?竹が倒れない。林冠部分が込み合っていて引っかかっていました。




無事に倒したら、枝を鉈(なた)で落としていきます。運びやすい大きさに切り分けて、水源の森を目指します。竹は空洞なので楽に運べました。




水源の森の広場にブルーシートを広げて竹細工の青空教室がはじまりました。
今回の竹細工では菓子皿を作ります。木の枠に竹の棒を渡し、そこに竹ひごを編むようにしていきます。
まずは、竹ひご作りから。
先生のデモストレーションをまねるように作業していきます。
午前中は竹の切り出しと印付けを行いました。




久しぶりに水源の森でお昼&交流です。今日は暖かく良いお天気。交流の話も弾みます。



午後の作業開始です。竹ひご作りの続きをします。竹細工は最初の作業が重要。午前中に着けた印通りに竹を細く割っていきます。細く割った竹は、竹の皮を残すように薄くしていきます。この薄くする作業が最難関!どの作業も慎重に進めました。先生が鉈の扱いを丁寧に教えてくれたので安全に作業することができました。




竹ひごが完成しました。最後の仕上げは先生にお願いしました。竹をここまで薄くできるのはさすがプロの技です。竹の皮には蝋が付着しており、白っぽくなっているのですが、これは熱を加えふき取ることで簡単にとれます。




続いて、枠作り。枠に棒状の竹を木槌で打ち込みます。
完成した枠に竹ひごを編むようにくぐらせると…!




完成しました!
水源の森で切り出した竹を使った菓子皿の完成です。大きさは手のひらサイズ。小物入れにも使えそうです。けが人もでず、みなさん夢中で作業をしていました。何かに集中するとリフレッシュできますね。

皆さん第9回目もありがとうございました!!

次回、最終回、第10回目は3月11日(土)です。
また見てくださいね*^^*